【レビュー】adidas ULTRABOOSTを26ヶ月履いてみた

【レビュー】adidas ULTRABOOSTを26ヶ月履いてみた

“履きつぶし”の一足

本日はこれまでのレビューとは少し趣向を変えて、管理人が履き潰したシューズのレビューをしたいと思います。

これまでは発売された新商品をいち早くレビューしていましたが、この記事では私が気に入って、最後まで愛着を持って”履ききった”シューズの紹介です。

2017年4月に購入し、2019年5月いっぱいまで履きました。およそ26ヶ月です。

ULTRABOOST(ウルトラブースト)とは

さて、レビューの前に少しULTRABOOST(ウルトラブースト)についておさらいしておきましょう。「もう知ってるよ!」という方は読み飛ばしていただいて構いません。

2013年に華々しくデビューした「BOOST」は当初はランニングシューズととして企画され、今でこそ定番となったBOOSTソールも最初はランニングのカテゴリーとして扱われていました。

当時はミッドソールに使われているBOOSTソールの割合とゴムの割合で初心者〜上級者へとカテゴライズされており、上級者になればなるほど薄く、1回のフルマラソンでボロボロになってしまうようなシューズでした(これがアディゼロ)。

そんな中でミッドソールに100%のBOOSTソールを使い、鳴り物入りでリリースされたのがULTRABOOSTです。毎年徐々に改良が重ねられ、2019年時点でバージョン4.0がリリースされています。

バージョンが上がることによる変更点はニット素材の織り方や模様の入り方やワイズの幅だけでデザイン自体は大きく変わっていません。

YEEZY BOOST(イージーブースト)と絡めてこちらの記事でも紹介していますので興味ある方はぜひご覧ください。

“渾身”の一足

今回レビューするのは2017年3月にリリースされたadidas ULTRABOOST Leather Cages GRAY(B1092)です。通常のULTRABOOSTとは異なり、レザーのケージを採用しており、ヒールカウンターにもベージュのスウェードが使われています。

本シューズはadidas直営店ではリリースされず、atmosやundefeatedといったリテーラーと、EDIFICEなどのセレクトショップでのみリリースされたもの。ちょっと変わった形態でのリリースとなっています。

adidas自体も想定外だったと思いますが、ULTRABOOSTシリーズは以外にもタウンユースとしての人気が非常に高く、ランニング用の派手めなカラーリングよりも落ち着いた色が好まれる傾向にあります。そうした中で、ランニング以外の客層にも一気に幅を広げようと企画されたのが本シューズだと考えられます。

オフィスカジュアルにも対応できるカラーリングで、私個人としては勝手に”渾身の一足”と思っています。

フォトレビュー

さて、いつものごとく前置きが長くなってしまいましたが、フォトレビューを始めたいと思います。

まずはいつもの角度でいつもの写真。派手なカラーリングの箱に似合わないシックなシューズが鎮座。型崩れもなく、26ヶ月履き続けたと思えないほどです。

26ヶ月後の姿

次に正面から。やや写真が暗めですみません…。

正面

次に横から。アッパーに使われているプライムニットにヘタリはありませんが、サイドについたケージとヒールカウンターのスウェードにはやはり経年に夜変化がみられますね。

横から(1)

横から(2)

後ろから。

ULTRABOOSTで最も汚れやすいところと言えば、ミッドソールで使われているBOOSTソール。発泡スチロールのような筋が入っていて、そこに汚れなどがたまりやすく全体で黄色に変色したように見えてしまいます。

ただし、これは隙間に入った汚れなのでシューズ用や台所洗剤などを使ってあげれば意外にピカピカになります。

後ろから

ブーストソールのアップ

ヒールカウンターのスウェード。

やや毛羽立ちのあるヒールカウンター

レザー素材のケージ。

レザーのケージ

次にソールを見ていきましょう。

アウトソールはタイヤメーカーで有名なコンチネンタル製。点在する円が体重を分散させ、ブーストソールの効果をさらに高めます。

画像ではわかりづらいかもしれませんが、かかとがあまり減っていません。その代わりに減っているのは指の付け根あたり。

アウトソール

アップで見てみましょう、他と比べて円が大きくすり減り、ブーストソールを含めて亀裂が入っていることがわかります。これはULTRABOOSTの作りによるもの。

そもそも成り立ちがランニングシューズであるULTRABOOSTは、やや前のめりになるように作られています。いわゆる「フォアフット走法」を助けるもので、かかとではなくより前に体重移動しやすいように設計されています。

そのため一般的なスニーカーと異なり、かかとではなく指の付け根周辺がすり減ってきます。

指のつけ根部分のアップ

ブーストソール、横から

おわりに

スニーカーを取り巻く状況は日々刻々と変化しています。Stock Xの登場やフリマアプリの浸透によって「飽きたあとにどうやって売るか」や「リセール価格」にスニーカーの価値が変化し「自分だけの好み」にこだわる人も少なくなってきました。もちろんそれを否定する気はありませんが、スニーカーはファッションアイテムのひとつとして自分のアイデンティティを表現する方法の一つ。自分だけの「お気に入り」を見つけるのもスニーカーの楽しみ方です。

管理人にとって、このシューズは最初にスニーカーの魅力を教えてくれたシューズであり、それ以来どんなことがあっても自分自身の北極星でした。人気ではYEEZYやNIKExOFF-WHITEに負けるかもしれませんが、やはり長く履いていると愛着が湧いてきます。

2年半、本当にありがとう!

ちなみに。26ヶ月履いてみて、また新しく買おうと思ったのも同じULTRABOOSTです。復刻されたOGモデル。こちらも後日レビューします。