今回は カニエ・ウェスト x adidas からリリースされているYEEZY BOOSTよりYEEZY SUPPLY限定となったリフレクティブタイプをレビューします。
昨年11月以来のレビュー記事となり実は当ブログで350V2をレビューするのはこれが初めて。
今回のモデルは「スリーM」という会社の開発したリフレクト素材を採用した特殊なシューズで、通常のレビューの倍のボリュームでお伝えします。
2018年のYEEZY BOOST
レビューの前に、まずは2018年にリリースされたYEEZY BOOSTやその販売状況について振り返ってみましょう。
カニエ・ウェストが自身のツイッターで予告していた通り、2018年下半期にリリースとなったYEEZY BOOSTはかなり手に入りやすくなりました。
adidas側の努力もあり、オンラインは(以前より)ダウンしづらくなり、時間差でリリースされるYEEZY SUPPLYは日本からの購入も可能となりました。
リリースのペースもコンスタントで、350V2はトリプルホワイト(Triple White)、ゼブラ(ZEBRA)、セミフローズンイエロー(SEMIFROZEN YELLOW)、スタティック(STATICE)と連続リリース。そして700もOGカラー、MAUVEと2色リリースされ、500もSALTがリリース。アパレルでもトラックパンツが計4色リリースされました。
オンラインでは当日には完売。オークションやフリマサイトでも若干プレミア価格になっているものの、一部サイズは店頭に並ぶほどになりました。
2017年、18年のYEEZYシリーズのリリース足数はこちらから
YEEZY BOOST 350 STATIC、新宿エディフィス、まだありましたよー!店頭に出てるのがUS10、8と8.5もありました👍👍👍#yeezy #yeezyboost #static #イージー #イージーブースト #static pic.twitter.com/nFR5V1Ix2s
— SNKRS TOKYO (@snkrstokyo) 2019年1月2日
新宿adidasまだありますよー‼️‼️#yeezy #frozenyellow #イージー #イージーブースト #yeezyboost pic.twitter.com/eTNXJKtSs0
— SNKRS TOKYO (@snkrstokyo) 2018年12月21日
REFLECTIVE / NON REFLECTIVE
こうした状況の中で5000足限定(という噂)でリリースされたのがYEEZY BOOST 350V2 REFLECTIVEです。一般のスニーカーリテーラーではリリースされず、カニエのお膝元YEEZY SUPPLYのみの限定リリース。
リリースは12月26日9時(太平洋標準時間)で、国内のNON REFLECTIVEの前日となりました。日本時間に直すと27日午前2時。辛い時間帯です。
カニエの宣言とadidasの改善により、「レア感」によって白熱していたYEEZY購入競争は一旦落ち着いたものの、こうした限定的なリリースされるとやはりまだまだ購入者が殺到するのは事実。サイトはもちろんダウン。YEEZYの人気の高さを体現しています。
YEEZY SUPPLYでの購入方法とREFLECTIVEの購入レポについては別記事でまとめていますので、ぜひご覧ください。
REFLECTIVE レビュー
さて、それではシューズのレビューを始めます(前置きが長くてすみません)。
今回購入したサイズは26.5cm(US8.5)です。これまで26cmを購入してきたのですがBeruga 2.0の際には26cmでもトゥの部分がきつく、今回これまでのYEEZYからハーフサイズアップしました。
ただ、26.5cmだとかかとの部分が多少ゆるく、やはりマイサイズは26センチだと実感。新宿でノンリフレクティブを試着した時に26cmがジャストだったので、悪い予感はしていたのですが…。こうした個体差はなるべく解消して欲しいですね。
では、写真と一緒に見ていきましょう。
包装の黒いビニール
出ました!おなじみのシューズボックス…ではなく、シューズボックスを包むダンボールをさらに包んでいる黒いビニールです。
横から剥がれるビニール
こちらはきつくないテープで止められており、横からぺりぺりと剥がれます。
自宅住所が書いてあるので詳細は紹介できないのですが、右サイドに謎の「8」のシールと、星型のシールが貼ってありました。
シューズボックスを包むダンボール
そしてシューズボックスの周りにはさらにダンボールが。テープも透明なものでかなりシンプル。
以前VAPORMAXをイギリスのJD Sportsから購入した際にはビニールバッグに入れられただけだったので、こうした配慮は嬉しいですね。
いつものシューズボックス
そしてようやくお目見え。おなじみのシューズボックス。天面に350と書かれ、サイドにBOOSTと大きな文字で書かれています。特別なモデルでも一貫してデザインを変更しない点にカニエのこだわりを感じます。
正面から
サイド
サイド(2)
サイド(3)
YEEZY SUPPLYからの発送でもサイドの記載内容は変わらず。カラーもSTATICで統一されているのですが、NON REFLECTIVEとの差はどこでつけてるのでしょうか。
ファーストコンタクト
そして、いつもの茶色い紙に包まれて登場したのが、YEEZY BOOST 350 V2 STATIC REFLECTIVEです。
通常の明るさの室内で見ると、NON REFLECTIVEと違いは全くわかりません。全体のテクスチャが若干薄めでグレー(シルバー?)寄りのカラーになっているようにも見えます。
箱から出してパチリ
箱から出してみたところ。いつものデザインですがカラーのせいかどことなく上品な雰囲気に。
ゼブラ、セサミ、クリームホワイトなどは街中でもよく見かけるようになりましたが、やはりYEEZYはかっこいい。今回のモデルではBELUGAの時の様にシューレースにも模様が入っており、全体のデザインは2018年に発売されたスニーカーの中でもトップレベルではないでしょうか。
シューズを箱から出しても、やはり光ることはありませんが…
電気を消してみると…
明かりを落としてフラッシュをつけた状態で写真を撮ると、リーク写真にあった様にシューズ全体が光り輝きます。特にシューレースの反射が一番強く、全体が反射しています。
シューホールにあるadidasのスリーストライプは以前のモデルからリフレクト仕様となっていたので、今回のモデルだけではなくこれまでのほぼ全てのモデルに採用されています(700、500などのモデルは除外)。
正面から


サイドから(1)
サイドから(2)
後ろから
一部のモデルを除いて350、350V2につけられているブートストラップ。
今回はステッチも生地と同じカラーになっています。
履いてみたところ
上から見るとヒラメのような独特のデザインがよくわかります。アウトソールにかけて横にひろがるYEEZYらしいデザインです。
サイドから(3)
横から見るとシースルーのメッシュ部分がよくわかります。管理人は今回の撮影用に黒の靴下を履いていますが、シューレースの付近に靴下が見えています。
2017年春夏コレクションでコム・デ・ギャルソンがPVC仕様のDunk-Hiをリリースし、透明/半透明のアッパーを採用したデザインのシューズが多くリリースされましたが、この様にメッシュで透け感を演出するアイテムは珍しいです。
シースルー部分のアップ
こちらはシースルー部分のアップ。かなり細かなメッシュになっておりニットとのつなぎ目もほとんどわかりません。異なる素材が一体になっている出来栄えです。
こうした異素材の組み合わせは、ファッションに限らず様々なプロダクトで生産の難易度をあげるものになっていますが、それをやってのけるadidasの生産技術は素晴らしいですね。
トゥ部分のアップ
ソール
ソールはいつも通りのデザインなのですが1点異なるところが。これまでクリームホワイト(トリプルホワイト)やゼブラなどはアウトソールとサイドのミッドソールとの色が異なっていました。SESAMEやBUTTER、SEMIFROZEN YELLOWなどを見ていただければわかると思います。
STATICの場合はほとんど同じ色になっており、全体で一体感のあるカラーに。これはホワイト系のYEEZYの中ではかなり珍しい。ちょっと物足りない気もしますが、それを補ってもあまりあるリフレクトデザインのインパクトが抜群です。
総評
YEEZY SUPPLYは発送も遅いというのがもっぱらの噂で、発送メールが送られてきても香港で滞留していた時にはどうしようと思いましたが、無事に到着して何より。
SNSではセサミやゼブラがまだ届かない方もおり、後から注文した私が先に手に入ることになり、ちょっと申し訳ない気持ちです。
また、これまで何足もYEEZYは購入してきましたが、どれもキャラクターがはっきりとしていて集めることが楽しくなるシリーズなのは確かです。
管理人のマイベストイージーはZEBRA、もしくは初めて購入したBREDですが、STATIC REFLECTIVEもかなりお気に入り。全体を覆うテクスチャや、反射素材の利用、サイドラインがメッシュになっているデザインは抜群。強度も申し分なく、出来はさすがadidasという出来栄えです。
1点残念なのはやはりサイズ感。26.5cmでも履けないことはありませんが、マイサイズのYEEZYと比べるとやや残念。生産数は改善し、本当に手に入りやすくなったので、個体差を無くして欲しいですね。
まぶしー
最後にSNKRS TOKYO管理人のサイズ感です。
NIKE AIRMAX シリーズ・・・ 26cm
NIKE x OFF-WHITE AIRMAX97 “THE TEN” MENTA ・・・26cm
NIKE AIR VAPORMAX・・・26cm or 26.5cm(26.5cmはオフホワイトコラボモデル)
NIKE x Supreme x COMME des GARÇONS SHIRT AIR FORCE 1・・・26cm
adidas Ultraboost・・・25.5cm
adidas YEEZY BOOST 350V2 BRED / ZEBRA・・・26cm
adidas YEEZY BOOST 350V2 BERUGA 2.0・・・26cm(購入サイズは26cmですが、実際は26.5cmがジャスト)
adidas YEEZY BOOST 350V2 STATIC REFLECTIVE・・・26.5cm(購入サイズは26.5cmですが、実際は26cmがジャスト)
adidas YEEZY BOOST 700・・・25.5cm
adidas YEEZY 500・・・25.5cm(購入サイズは26cmですが、実際は25.5cmがジャスト)
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