アメリカを代表するスニーカーリテーラーと老舗ブランドのコラボ
アメリカを代表し、昨年から様々なブランドとのコラボを発表しているスニーカーリテーラーの”KITH(キス)”ですが、18年も引き続きヴェルサーチやadidas、グレッグ・ルーエンなどの様々なブランドとのコラボが行われ、世界中の注目を集めています。
KITH PARKと銘打って行われた18年秋冬シーズン。その中でもTOMMY HILFIGER(トミーヒルフィガー)とのコラボレーションは9月9日というシーズンの早い段階でリリースされました。
管理人は9月9日にリリースされた xTOMMY HILFIGERのコレクションの中でシンプルなフィーディーを購入。サイズはXSで、普段SupremeでSサイズを購入している管理人にはジャスト。
コレクションの全ルックブックについてはこちらから。
KITH x TOMMY HILFIGER レビュー
さて、早速KITH x TOMMY HILFIGER CREST HOODIEのレビューをしていきます。
正面からパチリ
シンプルなフーディーに三つ葉のクラウンとKITHの刺繍が胸元に鎮座。一見シンプルなフーディーに見え、TOMMY HILFIGER感も外見からはわかりません。
写真を撮影するためにフードについてるドローコードは中にしまっていますが、 外に出すとロゴにかかるくらいの長さになっています。
ロゴのアップ。Crown on KITH
小さいながらもオーソリティのあるロゴは思わず外で「ドヤっ」と見せたくなるほどかっこいい。クラウン刺繍の下には「ESLMCMLMN」と書かれているのですが、どう言う意味なのかはわかりませんでした…。
うしろからパチリ
さて、バックから見ていただくとわかりやすいのですが、このフーディーの大きな特徴が、そのシルエットです。妙に脇の下から腰までの着丈が短いと思いませんか?
実はその分アームホールが大きく作られていて、着丈全体の半分〜3分の1程度がアームホールになっています。Fear Of GodのセカンドラインESSENTIALSのフーディーに近いシルエットかもしれません。
また、XSサイズにも関わらず肩幅が50cmほどになっており、肩のラインが自然に下に落ちるシルエットになっています。これにより、より自然なアールを描くようになっています。
そして、脇下から腰にかけては体にフィットするようにしぼられたデザインになっており、 だぶつき感は少ないです。フーディーと言うよりも内側にしぼられたポンチョのイメージに近いかもしれません。
近年はビッグシルエットブームが続いていますが、ただ大きいだけではなくTOMMY HILFIGERらしい上品さも忘れていません。
ロゴと首元のアップ
ロゴのかっこよさは先ほど見ていただいた通りなのですが、一般的なフーディーと違うのがフード部分の付け方。なんと首の内側からつけています。
古着のチャンピオンやカレッジパーカーでは、売れ残ったクルーネックのスウェットにフード部分を後付けしてパーカーとして販売していたと言う過去があるのですが、それらのほどんとは首の外からつけています。
このように後付けのディティールを加えるのであれば、古着のように外付けするはずですが…ここは少しひねったデザインになっています。
もしかしたらTOMMY HILFIGERの過去のアーカイブにこのようなデザインがあるのかもしれません。
生地裏面
生地の裏面は、一般的な春夏用パーカーと同じようになっています。ただ、目が詰まっていてほつれもほとんどなく、触り心地のいい生地にになっています。Supremeのように裏地にフリースは使われておらず、全てコットンです。
TOMMY x KITH のタグ。
TOMMY HILFIGERを象徴するホワイト/レッドのロゴ。TOMMY x KITHの文字が。もちろんKITHのタグもついています。
製品タグ
製品タグは英語、日本語、中国語、韓国語、アラビア語など、世界中の主要な言語で記載されています。そして生産国はなんとトルコ製。今回はKITHのボディではなくTOMMYが主導した生産だったと想定されるのですが、まさかトルコ製とは。品質の高さが伺えます。
総評
管理人が初めてKITHを知ったのはKITH x NIKE Air Pippenコラボレーションで、割と最近のことです。
そのコラボレーションでリリースされたマルチアニマル柄のAir Pippenに一目惚れ。その際にオンラインから購入することはできなかったのですが、後日国内のオークションで購入。今でも大切に保管してます(履いてない…)。
管理人が購入した KITH x NIKE AIR PIPPEN 1 CHIMERA のオフィシャルフォト
もうすぐ大晦日!SNKRS TOKYO の管理人が選ぶ2017年ベストキックスはNIKE x KITH x Pippen のキメラ!
パターンの組み合わせといい細部のディティールといい、抜群です!普段はブースト党ですが、これは一目惚れ😍#nike #kith #ナイキ #キース #pippen #ピッペン #2017ナンバーワンスニーカー pic.twitter.com/3JpNBGLrFT— SNKRS TOKYO👟Supreme、Yeezy、NIKEのニュースを毎日発信 (@snkrstokyo) 2017年12月30日
KITHのオーナーであるRonnie FiegはNIKEやadidasとのコラボレーションといったビッグスポーツブランドや、コカコーラ、TOMMY HILFIGERなど様々なブランドとコラボしていますが、どのシーズンも毎回凝ったデザインで「さすがだな」と思わせてくれることがほとんどです。
それは、KITH(またはRonnie)の特徴のひとつである、過去のアーカイブへのリスペクトが要因ではないかと考えています。adidasやNIKEの過去の名作やプレーヤーへのリスペクト、定番アイテムへの敬意を忘れずにそれを現代風にモディファイしています。よく国内のショップでもコラボレーションしていますが、KITHの場合はその熱量が全く違います。今回レビューしたフーディーでも、生産国、シルエット、素材、刺繍の入れ方、など「良いものを作ろう」という意気込みが伝わってきます。
自身もスニーカーコレクターからスタートしたRonnieですが、そうした「スニーカーヘッズ」だった頃の気持ちを忘れていないと感じさせる一着でした。また購入したいし、友人やブログ読者の方にも勧められる素晴らしい仕上がりだと思います。
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